SSブログ

Why we collect? 01 [Column_Tracksides]

ガラクタ.jpg: a kind of junks

My friend who was the auctioneer of the Sotheby's told me as follows. The history of art is a history of collectors. And the collection has a power, which is stronger than power of politics, economy, or military.
Yes, we know Lorenzo de' Medici, the great collector, or Jiang Jieshi, the transporter of the treasures from the Forbidden Palace in Beijing to Taipei, as the facts for his explanation.

Well then why we collect or work on models?
Do we do so to tell a history of model railroading? Do we do so to show the power of models?
May be not. My collection is cheaper than the case. It looked like chocolates for my friend. It's a kind of junks for the others.
The explanation to the collection by my friend does not fit to our hobby.


ハーバードMBAにしてイギリスのオークション会社サザビーズの元日本代表であるS氏によれば、美術史はコレクションの歴史でもある。確かに、ルネサンス期におけるメディチ家のコレクションを始め、美術史は古今東西のコレクションによって語ることができる。
また、コレクションはPowerでもあり、しかも軍事や政治、経済をしのぐ力となり得ることは歴史が示しているという。蒋介石がなぜ台湾にまで故宮の文物を携えていったか。それは文物が力であったからである。

さて、ではわれわれはなぜ模型を制作・収集するのだろう。
歴史を語るためだろうか。確かに雑誌にそのような模型発展史の連載記事がある。しかし、当初から歴史を語る意図を持って制作・購入しない限り、その時点でそれが歴史になるという認識はないだろう。

では力だろうか。大変な資力や労力を費やしたことがうかがえるコレクションには、確かに圧倒されるものがある。しかし、筆者のそれのような、ネットオークションで落札した、中身より陳列ケースの方が高価なものに、そのような力を覚えることはないだろう。

これは模型の制作・収集に限らず、プロトタイプの写真撮影やパーツや切符などの収集、保存活動など鉄道趣味全般にも該当するように思う。われわれの制作物・収集物は、余人にとってはガラクタ・つまらないモノである。余人には理解しがたいわれわれの趣味の原動力がどこからくるのか、考えてみるのも面白い。


コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0